暗闇の中でシアンブルーに発光する金融チャートやソースコードが映し出された、マルチモニターの作業環境

【Log】スナイパーへの進化と、最強のポートフォリオ構築に向けたアーキテクチャ変更

// マイルストーンの再設定:Fintokei突破と資本のハッキング

直近の明確なターゲットをロックオンした。 「2026年10月末までに、自作EAの自動トレードのみでFintokei(プロップファーム)の審査を突破する」

この厳しい期限設定は、単なるマゾヒズムではない。システム開発において、適度な負荷(プレッシャー)はコードの純度を高めるための必須条件だ。 そして、このマイルストーンを設定した理由は以下の4点に集約される。

  1. システムの証明:ブラックボックス化された偽物たちが蔓延する業界で、純粋なロジックだけでプロの資金評価をクリアし、俺の構築したEAが「本物」であることを世界に叩きつける。
  2. 資金の早期拡大:究極のガレージと10台のマスターピースを現実空間へデプロイするには、自己資本だけでは時間がかかりすぎる。「他人の資本」を合法的に利用し、年収2億円へのショートカットを形成する。
  3. 期限による自己最適化:相当困難だが、決して不可能ではない期限設定により、開発者自身のリソースを極限まで引き上げる。
  4. 最強のエコシステム(ポートフォリオ)の完成: Fintokeiの巨大な資本を使って「ローリスク・ローリターン」で堅実に利益を抽出し、そのノーリスクで得た利益を個人口座へ移し「ハイリスク・ハイリターン」で回す。 これにより、実質的な「ローリスク・ハイリターン」というバグじみた錬金システムが完成する。

// ロジックの破綻と環境認識の再定義

目標達成に向け、自作の分析ツールでこれまでのシステム挙動をスキャンした結果、致命的なバグ(認識のズレ)が2点浮き彫りになった。

1. 波形認識の崩壊 最新の足から過去に向かってスキャンするロジックを組んでいたため、長いヒゲ(大衆心理のノイズ)に探索方向が狂わされていた。 対策として、チャートの「過去から未来(右側)」へ順次解析していく、より自然な波形認識ロジックへ修正を施した。

波形認識の崩壊をとらえたチャート画像

2. 環境認識の不完全さ そもそも、EAが俺の意図したトレードをしていない。 原因は、相場環境の分類が甘いことだ。対策として、EA(UG_Works)の環境認識ロジックを見直し、以下のレジーム(相場状態)ごとに完全な役割分担(ストラテジーの切り替え)を行う設計とした。

  • トレンド形成(上昇/下降):トレンドフォロー
  • ゾーンブレイク(レジサポ):強固な防衛ライン突破後の巨大な波への便乗
  • レンジ(ボックス・強力なライン):境界での冷徹な逆張り
  • 日足水平線ゾーン突入:上位足の巨大な壁での反発狙い
  • 経済指標 / 週末突入:ノイズとギャップダウン回避のための強制エグジット

現在、8〜9割のコーディングが完了。意図した通りにモジュールが切り替わるか、テストフェーズに入っている。


// バックテストが突きつける残酷な現実

パラメータをほぼ最適化していない初期状態でのバックテスト結果は以下の通り。

バックテストによる口座残金変動チャート
  • プロフィットファクター(PF): 1.18
  • リカバリーファクター(RF): 1.26
  • 勝率: 35.33%
  • ドローダウン(DD): 18.04%

トータルではプラスになっているが、これは「大きく勝って小さく負ける」ことによる力技の結果に過ぎない。勝率35%台、RF1.26という数字は、俺が求める美しさには程遠い。

俺が理想とするのは、FX最大のメリットである「レバレッジ」と「高流動性(低スプレッド)」を最大限に活かし、確実に小さな値幅をノーダメージで抜き取り続ける「スナイパースタイル」だ。 無駄な弾は一発も撃たず、急所だけを撃ち抜く。そのための分析と改善を徹底的に行う。


// 視覚化ツールの最適化(UI/UXの強化)

バックテストの残骸(ログ)から真実を抽出するため、Pythonで構築している自作分析ツールをアップデートし、圧倒的な効率化を図った。

  • エントリー箇所へのダイレクトジャンプ機能
  • キーボード操作による前後エントリーの高速シーク
  • 日時指定による過去チャートの召喚
  • チャート再生速度の拡張(10倍、50倍)
  • ホバー表示だったINFOを画面右上に常時固定化。接尾辞により上位足・下位足を判別し、複数項目の同時監視を可能に。
  • 操作パネルをチャート外へ完全に分離し、視認性を最大化
  • 未来の空間(余白)を認識するため、最新足の表示位置を右端からオフセット
アップデートを施したPythonでの自作分析ツール

// 分析による原因特定と、次なるアーキテクチャへの進化

アップデートされたツールで敗北の記録を分析した結果、次の課題が見えた。

  1. ホールド時間が長すぎる:利確目標が遠すぎる場合にキリ番で妥協しているが、そもそも「エントリーすべきではない空間」である可能性が高いため、根本的な環境認識を見直す。
  2. エントリー根拠の欠如:単一の視点で判断しているため、ノイズに引っかかっている。複数の視点・インジケータで環境を分析し、「根拠が完全にオーバーラップする点」でのみトリガーを引くロジックへ変更する。
  3. 損切りラインのバグ:ロングエントリー時、直近安値をベースにすると近すぎたり、現在価格より高くなって注文エラーになるケースがあった。ダウ理論が切り下がっている局面では、シグナル(包み足・ピンバー)の最安値をベースにするよう防衛ラインを修正した。

// Execute: マスターEAへの再構築

エントリーの根拠を極限まで高めれば、当然ながら1つの通貨ペアにおけるエントリー回数は劇的に低下する。 これを補うためには、「複数通貨ペアの同時監視」が必須となる。

ここで、システムのアーキテクチャを根本から作り変える。 司令塔となる「マスターEA(UG_Works)」を作成し、その内部で各通貨ペアを監視する「WorksEngineクラス」をインスタンス化(実体化)させる。 各Engineが担当する通貨ペアの環境を評価・採点し、マスターEAが「最も期待値(点数)の高い通貨ペア」をリアルタイムで選別してトレードを実行する

また、昨今の為替介入のような、ファンダメンタルズによる理不尽な相場の暴力(ノイズ)を確実に回避するための絶対的フィルターも実装する。

相場という海から、自動で資本を汲み上げる完璧なポンプ。 究極のガレージを建てるための冷徹なシステムは、今、明確に次のフェーズへとコンパイルされようとしている。

マトリックスに飼い慣らされたまま終わるつもりはない。 圧倒的な結果で、すべてを証明してやる。

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